中間島の人々への提案

中間島の人々にとっては、選択理論を学び、以下のような対応を心がけることで、これまでのような失敗や、つらい経験を少なくし、将来に向けて、良好な人間関係と、より精神的に楽で、自由に行動できる生き方ができるようになると思われる。

 

①強い外的コントロールは、相手の欲求を大きく阻害し、人間関係を遠ざける恐れが強いので、するべきではない。

 

②相手からの外的コントロールや影響力のある言動に対しては、それらの外的コントロールの強弱に関わらず、自分の側では、それらを単なる情報と受け止め、自分の責任において、よりよい行動を選択するべきである。

 

③自分が行う外的コントロールや影響力のある言動は、必ずしも、相手の欲求を阻害するとは限らず、相手の欲求を充足する場合も多い。

 

④「強い外的コントロール」と「外的コントロール」、「外的コントロール」と「影響力のある言動」の境界は、明確なものではなく、受け止める人の性格や自立度などによって異なる。

 

⑤また、強い外的コントロールが人間関係を悪化させる度合いは、その行為の継続反復性や、する側とされる側の人間関係、信頼関係の程度、外的コントロールをした側のその後のフォロー行動の有無、等によって異なるから、日ごろからこれらのことを配慮した行動をとった方がよい。

 

⑥自分が行う外的コントロールや影響力のある言動に対して、相手が内的コントロールにより対応する場合や、相手が人間関係を遠ざけようとしない場合は、選択理論的には、問題が少ない(日常生活では、これらの場合の方も多い)。

 

⑦自分の行動が相手にとって、強い外的コントロールとして受け止められていないかどうか、相手との関係を悪化させるものとなっていないかどうかについては、相手の態度や行動と、自分の言動などを、客観的に観察したり、周囲からのフィードバックを受けることで、早く気付くことに努め、問題があると考える場合には、早急に自分の行動をよりよいものに改善するべきである。

 

⑧互いに選択理論・RTを学んでいて、外的コントロールはしてはいけないと気にしすぎると、言いたいこと、したいことを、控えてしまう恐れがある。それは、自由なコミュニケーションを押さえる方向に働く。その結果、互いのコミュニケーションによる、「より自由な創造性の発揮」ということに支障が出る恐れがある。

 

⑨従って、私たちは自分の言動が外的コントロールになるかどうかを気にして、行動することを自制するよりは、気にせず、充実したコミュニケーションのやりとりをする方がよい。

 

⑩また、充実したコミュニケーションをするために、相手の欲求を阻害しないで、自分の思いや意見を伝える方法として、アサーション、私メッセージや、聴く技術、質問技術などを習得し、使うことが役に立つ。