選択理論を実践する前提となる「主体性」と「自己責任」

 

選択理論・RTを実践する前提として、「人は誰でも、主体として、自分の行動を自由に選択できるとともに、その行動の責任は自分にある」ということを受け入れる必要がある。

 

私たちは、「自分の行動の責任」を他人に取らせるのではなく、主体的に、自分で取ることにより、「どんな行動をとることも自分の自由である」という「行動の自由」を得ることができる。また、「行動の責任」は自分が負うと決意した場合に、「行動しよう、行動したい」という動機づけが高くなる。

 

私たちは、自分に、「主体的に行動を選択する権利と、選択した行動についての責任がある」という意識があれば、相手(他者)にも、同様に、「主体的に行動を選択する権利と、選択した行動についての責任がある」ことに気づき、それを受け入れることができよう。

 

そして、相手に、このような「主体的に行動を選択する権利と、選択した行動についての責任がある」ことを認めれば、相手に対して影響力を行使しようとする場合にも、最終的には、相手に、「行動を選択する権利」(行動をとるか否かを決定する権利)を認めるであろう。

 

一方、私たちは、自分が、他者から外的コントロールを受けて、ある行動を強制されるような場合においては、「行動を選択する権利」は自分が持っているのであって、自分の欲求が満たされるなら、相手の外的コントロ-ルの言動を受け入れるし、自分の欲求が大きく阻害がされるなら、相手の外的コントロールの言動を受け入れないか、相手との関係を遠ざけるという行動を選択するであろう。